こんにちはせんちゃん(@senchan0413)です!
解離性障害の解離性同一性障害を患わっているせんちゃんですが、もし同じ病気を持つ方でこれから病院を探すという方がいましたら3分時間を下さい!!
サラッとでいいのでこの記事に目を通してから病院へ向かってほしいのです!

私の経験上、精神科、診療内科のお医者さんは解離性同一性障害に対して『その病気はある』という意見のお医者さんと『そんな病気はない』というお医者さんの2つにわかれるのです!
解離性同一性障害に対して否定的なお医者さんのもとで治療をしてしまうとさらに悪化する危険性があります!
私が病院選びで失敗した体験談をもとに、適切な病院を見つけるポイントをお話したいと思います。

目次
解離性同一性障害は演技や妄想じゃないの!?
医学の知識がない一般の人が解離性同一性障害に対して
「それって病気なの?演技じゃないの?」
という思いが湧くのはしかたないような気がするせんちゃんですがなんとこの病気、医者の意見がわかれる病気なのです…!!!!
一般の人が解離性同一性障害を理解してくれないのは別にいいんですよ!ややこしい病気ですから…
でも『医者が治療してくれないなんてたまったもんじゃない!』
と、当時を振り返ると感じるせんちゃんです。
私の場合1つ目の病院の医師が解離性同一性障害に対して否定派でした…
うつ症状で病院に通う中で、別人格の存在が明らかになり解離性同一性障害の可能性が出てきたのですが、否定派である医師は解離性同一性障害の治療はまったくしようとはせず…
その医師の治療方針は、
「解離の方は一旦置いといて、うつ病の治療をやっていきましょう!」
というものでした。
せんちゃん「うつ病の治療は解離に効くのですか?別人格の出現でまわりにいる方達が戸惑っているんですけど、私も別人格になったときの記憶がなくどうしたものか困っていて…」
先生「解離に効く薬は無いからね〜でもあなた電車に乗れるようにならないと大学卒業も大変でしょう?今は通学できるように強めの薬を出しておくから!」
例えるなら、傷口は足にあるのに腕の治療をされているような感覚…なんだか話が通じない。

見当違いな治療が始まる
解離性同一性障害で日常的に困っているのに、うつ病の治療が始まります…
『えーこれ大丈夫なのかなぁ?』と募る不安、増える薬の量。
薬の副作用で常に頭がボーっとしていたのを覚えています。
しかし人生初の心療内科で信じられるものは目の前の医師のみ…
『だ、大丈夫なはず…たぶん、大丈夫なはず…』
病院に行くたび心の中で繰り返し唱え、自分の中のモヤモヤしたものを追い出そうとしていました。
今の私から言わせると、『もうこの段階で病院変えて!』って感じなのですが他の病院にうつるという選択肢を知らない当時のせんちゃんはその後も同じ病院に通い続けます。
これって治療?疑問に思ったときが病院を変える時

病院に通い半年ほど経った頃、病院を変えるきっかけがせんちゃんのもとに訪れます。
当時の私はいかに『医師の機嫌を損ねないようにお話をするか』ということに悩んでいました。
もうこの考えが患者としておかしいと今ならわかるのですが、当時のせんちゃんは自分の病気からくるおかしな日常にてんやわんやしており、本気で悩んでいました。
当時大学生だったこともあり、大学内のカウンセリングを予約し、カウンセラーの方に自分の悩みを話しました。

せんちゃん「うつ病になり心療内科に通っているんですけど、最近解離性同一性障害の可能性が出てきて…」
カウンセラー「そうなの!?いつ頃発症したのかわかりますか?」
せんちゃん「いや、解離の方は治療していないので全然よくわかっていなくて…」
カウンセラー「ん?病院には今も通っているんですよね?」
せんちゃん「はい、今も通っているんですけどお医者さんが解離の治療よりうつ病の治療をしましょうって…」
カウンセラー「…」
怪訝そうな顔をするカウンセラーに焦るせんちゃん…
せんちゃん「わ、私はうつ病よりも解離による人格の交代が怖くて…他の人格が悪いことをしないかとか…でもその話を病院の先生に相談すると機嫌が悪くなるというか…」
カウンセラー「機嫌が悪くなる!?うーん…もしかするとそのお医者さんは解離性同一性障害に対して否定的な考えの方かもしれませんね…」
せんちゃん「え!?否定って…解離性同一性障害は病気として存在するんですよね?」
カウンセラー「病気としては存在するんだけど解離性同一性障害は医者の意見がわかれる病気でもあるんですよね」
せんちゃん「え!!そうなんですか!??」
まさかの衝撃の事実!今でこそ否定派はほんとうに少数だと思いますが、当時(10年程前)はまちまちあったようです。
カウンセラー「日本の精神医学は海外に比べるとかなり遅れをとっていると言われていて、今でこそ、うつ病などは有名になってきたけどその他の精神の病気に関してはまだまだ研究段階というか…」
せんちゃん「…( ゚д゚)」
カウンセラー「少数ですが解離性同一性障害に関しては演技であると思っている医師はいると思います。○○さん(せんちゃん)の担当の医師がそう思っているかはわかりませんが、少なからず今の状況は○○さんの治療をしていく上で良くないですね」
せんちゃん「じゃ、じゃあ私は一体どうすれば…」
頼みの綱である医師が否定派…もう目の前が真っ暗に感じました。
カウンセラー「病院を変えてみませんか?解離の治療を専門としてる病院はそうそうないですが、解離性同一性障害に対して否定的でないお医者さんはたくさんいます!」
ようやく病院を変えるという選択肢を手に入れたせんちゃん!
ここまでの道のり半年以上!かなり遠回りでしたが、熱心に対応してくれたカウンセラーの方のおかげで無事次の病院も見つかりました!

適切な病院を見つけるためにすべき3つのポイント
たまたまふらっと立ち寄った病院があなたにとってピッタリの病院ならかなりラッキーです!
でも現実にはそううまくいくことは、なかなかありません。
私の場合、いざ病院を変えるとなると自立支援医療を利用しているので病院変更の手続きも必要でした。
精神的にしんどい時期にあれもこれも手続きしないといけないのは辛いのでなるべく一回で見つけるのがベストですよね。
個人的にこれをすればよかったなぁと思う3つのポイントをご紹介します!
詳しい人に病院を紹介してもらう

紹介が一番手っ取り早いです。
友達の少ない私でも、まわりにいる身近な人に病気になったとのことを伝えると「あそこの病院いいらしいよ!」「あそこのお医者さん解離もみてくれるらしいよ!」なんて情報が入ってきました。
もちろん身近な人に限らず、学校、会社などに相談員が在中しているところであれば相談員に紹介してもらうのがいいと思います。
私も大学のカウンセラーの紹介で病院へ繋がりました。相談室には病院の案内資料なども置いてあるのでぜひ見てみましょう!
カウンセリングを受ける

カウンセリングを受けることによって病院の医師とは別の人、別の相談相手を作っておくというのが必要だなぁと私は感じました。
というのも、今回のせんちゃんのように病院の先生に対して不信感や不安を持つと、そのことについて相談できる人っていうのがいないんですよね…
カウンセラーなら精神科や心療内科の医師の診察をある程度理解している方が多いので、病院や医師についての相談はとてもしやすいです!
セカンドオピニオンを受ける

”セカンドオピニオン”とは現在治療を受けている担当医師とは別に、違う病院の医師に『第2の意見』を求めることです。
心の病においては病院の医師との相性はとても大事です!
『なんだかこの先生には話しやすいなぁ』『安心できる』『信頼できる』などの気持ちの中で治療をしないと回復するのに時間がかかる場合があります。
はじめての病院、はじめての担当医師、その医師だけしか知らない場合この先生とうまく治療ができているのかわかりにくいものです。
最悪私のように医師の機嫌を伺うような、まったく治療になっていないことになってしまうとなんのために病院にいっているのかわかりません!
そうならないためにもセカンドオピニオンがおすすめです。少し視野を広げるといった感じですね。
解離性同一性障害にはその病気に効く薬というものが無いので、医師との診察の時間は大切なものになってきます。
この先生とあっているのかなぁ?他の先生はどんな感じなんだろう?これが正しいのかな?疑問に思ったときは一度他の病院の診察を受けてみましょう!
他の病院へ行ったからといってそこの病院へ通わなければならないわけではありません。現在別のかかりつけがあり、セカンドオピニオンとしてここへ来たと伝えましょう。
薬が重複しないよう医師も配慮してくれます。
自立支援医療を利用している方は、現在登録している病院以外は医療費の自己負担が3割負担になるのでお気をつけください。
私はそれを知らなかったので、いつも通りの金額しか持ち合わせておらず、お会計で『お金が足りない!』という恥ずかしいことになりました(笑)
おわりに
いかがでしたか?
あくまで私の体験をもとに、こうすればよかったなぁということを書き出したのでみなさんにあてはまらない場合もあると思います…
少しでも参考になれば幸いです!
理解あるお医者さんと巡り会えますように…
最後までお読みいただきありがとうございました!