こんにちはせんちゃん(@senchan0413)です!
せんちゃんの父も薬害肝炎の被害者であり、現在も闘病中である。
前回父の介助に翻弄されているという記事を書いたが、もとの病気の原因はC型肝炎です。

父の余命が短くなるにつれC型肝炎訴訟をどうしようか悩んでいるせんちゃんである。
若い人はC型肝炎自体知らない人が多い気がする。
せんちゃんも父がC型肝炎でなければ知らなかっただろう。
薬害肝炎のお話をするとともに、C型肝炎被害者、及び被害者家族の現状(我が家バージョン)をお話したいと思います。
目次
薬害肝炎(やくがいかんえん)とは?
1964年〜1994年まで出産や手術のときに血を止めるため血液製剤が使われていました。
血液製剤とは、たくさんの人の血液を集めつくられた医薬品(止血剤)です。

この血液製剤の中にC型肝炎ウィルスが混じったものが1964年〜1994年までは使われていました。
1964年〜1994年までに出産した人、手術をした人はこのウィルスが混じった止血剤(血液製剤)を使われたことによりC型肝炎に感染しました。
↓
これらが薬害肝炎と言われているものです。
C型肝炎とは?
C型肝炎はC型肝炎ウィルス(HCV)に感染し、肝臓が悪くなってしまう病気です。
C型肝炎ウィルスに感染すると、慢性肝炎→肝硬変→肝臓がんと進行する。
肝臓は沈黙の臓器と呼ばおり、肝炎になっても自覚症状が無い人が多いそう。
20〜30年で肝臓がんへと進行していく。
せんちゃんの父も感染して32年になるが、肝臓がんになった。
生命力の強い父もこの流れには逆らえなかった。
日本では約100万人くらいのC型肝炎感染者がいるらしい。
そのうち薬害肝炎によるC型肝炎の方は約1万人を超える。
60歳を超えると肝臓がんになるリスクがぐんと上がり、年間約3万人の方が亡くなっているそう。
薬害肝炎とC型肝炎の違いとは?
少しややこしい説明になるが、薬害肝炎とC型肝炎の違いについて説明を…
『C型肝炎』は病名です。
『薬害肝炎』は、国や製薬会社に落ち度があると示すための名前といったところでしょうか。
その他にも薬害エイズがあります。
薬害肝炎、薬害エイズどちらも国に非があり、現在では落ち度を国が認めている状態です。
身近にいるC型肝炎になった人たちの感染経路と現状
せんちゃんの知り合いでC型肝炎の方は父を含め4人いた。
歯科医の祖母の甥っ子の場合
歯の治療中、出血した患者さんがC型肝炎の方だったようで、指の傷口から感染しC型肝炎になったそうです。(※薬害肝炎では無い)
10年ほど治療を続け現在は完治。
大学へ通っていた頃の同級生と同級生の母親の場合
お母さんがC型肝炎を持っており、母子感染により感染したと言っていた。
ちなみにC型肝炎における母子感染は珍しい。
同い年の人で同じような病気の人はおらず、なぜ自分だけがこんな病気なのかとつらい時期があったと話してくれた。
同級生は現在、治療が実を結びC型肝炎ウィルスが無くなり完治した。
残念ながらC型肝炎になったお母さんは肝臓ガンになり4年前に亡くなったそうです。
息子のC型肝炎が完治するのを見届けて安心したように亡くなったらしい。
同級生は最近連絡を取ったところ、現在は結婚し子宝にも恵まれたよう。
C型肝炎になった多くの方が肝がんになり亡くなってるのでこの報告ほど嬉しいものはなかった。
せんちゃんの父親の場合
32年前姉が生まれた頃、姉の将来のために蓄えていた貯金を同居していた母の弟(おじさん)がギャンブルに使ってしまったよう。
父とおじさんは喧嘩になり、大量出血したことにより病院へ運ばれる。

父は血の輸血と止血剤を使ったことによりC型肝炎ウィルスに感染した。
そこからは慢性肝炎→肝硬変→肝臓がんという流れで現在はガンの治療中である。
(※喧嘩の経緯に関する表現は伏せた状態に変更させていただきました)
C型肝炎ウィルスに感染した人は様々な状況で感染したと思われるが、せんちゃんの身近にいる感染した人たちはこういった感染経路でした。
おわりに
最近父の体調が悪く、病気に対する愚痴を聞いてるとやっぱりC型肝炎訴訟をしたほうがいいのかと悩み今回薬害肝炎についての記事を書きました。
薬害肝炎被害者の方、被害者家族の方々にこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!