こんにちはせんちゃん(@senchan0413)です!
みなさま自立支援医療の更生医療はご存知でしょうか?
以前自立支援医療の精神通院医療についてご説明しました。
『自立支援医療』と名称は同じなのですが、対象となる方や必要書類はまったく別のものになります!

精神通院医療の対象となる方の幅は広く感じたのですが、更生医療は精神通院医療に比べると限定的な印象を個人的には受けています…
そんな自立支援医療の更生医療についてご説明していきます!
目次
自立支援医療更生医療とは?
自立支援医療は医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。
簡単に説明すると、
自立支援医療を使用すると医療費が3割負担だったものが1割負担になります!
ここまでは自立支援医療精神通院医療と同じです。
更生医療では、18歳以上の身体障害者の障害を軽減して回復、改善を目的として行われる医療費助成です。
更生医療は身体の障害をサポートする医療制度なのです。
では、どんな方が対象となるのでしょうか?
更生医療の対象となる人
- 18歳以上で身体障害者手帳を所持している方
- 治療により回復、改善する可能性が認められる方
(※18歳未満の方は育成医療となります、育成医療については後ほど別記事にて書かせていただきます)
育成医療の記事ができましたので興味のある方は下記からお読みください。

『手帳を所持していないといけない!』
これが私が限定的だなぁ〜と思った部分です。

精神通院医療の方では精神障害者手帳の所持は関係ないんですよね。
更生医療では身体障害者手帳は必須のようです。
そしてもうひとつ、『回復の可能性が認められる方』…残念ながら回復する見込みの無い方は利用出来ないということになります。
審査ではないですが手厳しいなぁという印象です。
今後、回復する見込みがない方も利用出来る制度ができればなぁと思う次第です。
対象となる治療例が『東京女子歯科大学病院』のサイトに載っていましたので記載しておきます。
対象となる主な治療例

- 手術をともなう入院
- 移植後の抗免疫療法(心臓、腎臓、肝臓)
- HIV感染症による治療
- 人工透析 など
更生医療を申請するのはいつ頃がいいの?

治療を始める前に申請しましょう!
原則として事前申請が必要です。
医療機関から自立支援医療(更生医療)の案内があった方は窓口で必要な書類や申請手順の説明を受けましょう。
手帳を持っていないが対象となる病状に該当する場合
「身体障害者手帳を持っていない!」という方で、現在の状態が更生医療の対象にあてはまる場合、身体障害者手帳と更生医療を同時に申請できる場合があります!
自立支援医療更生医療の対象となるのかどうかは、病院の医師やケースワーカーに確認してみましょう!
更生医療を利用するとどうなるのか?

自立支援医療の更生医療を利用すると医療費が3割負担だったものが1割負担になります!
また、1ヶ月あたり最大自己負担額○○円まで、という感じで上限があります。
更生医療を利用する方が、1ヶ月あたりの医療費が大きな負担にならないために設定されているものです。
自立支援医療更生医療を利用しても1割負担にならないものもあります。
入院の場合の食事療養費や入院時のお部屋代などは対象外のようです。
自立支援医療更生医療の手続き

自立支援医療を利用するにはお住まいの市町村の役場で手続きが必要です。
(保健福祉センターなど)
必要書類を揃えて手続きを始めましょう!
更生医療の申請に必要なもの

- 身体障害者手帳
- 更生医療意見書
- 更生医療支給認定申請書
- 前年度の所得証明書 (源泉徴収票や確定申告書の控え)
- 健康保険証
- 印鑑
※各自治体により必要なものは異なることがあります。市町村の担当している課にお問い合わせするか、病院のケースワーカーに確認お願いします。
更生医療の有効期限はあるの?
有効期限はあります。
しかし、精神通院医療とは違い1年ごと、というように決められているのではなく疾患や助成内容によって有効期限は違うようです。
おわりに
私は精神通院医療の方の自立支援医療を利用しています。
知り合いに病気で通院、治療をしている方がいたので、その方に
「自立支援医療っていうのがあるよ!」と制度について紹介しました。
しかし、残念ながらその方の病気は更生医療を利用出来ないとその場で調べていると気づきました…
私の無知により変な期待をもたせてしまいとても申し訳なく…
これからは自分でしっかり理解してから話そう!と思い、今回更生医療についての記事を書かせていただきました!
何かお役に立てれば幸いです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!